『黄金を抱いて翔べ』ない
著者/訳者:高村 薫
出版社:新潮社( 1994-01 )
定価:¥ 578
Amazon価格:¥ 578
文庫 ( 358 ページ )
ISBN-10 : 4101347115
ISBN-13 : 9784101347110
第三回日本推理サスペンス大賞受賞作です。
高村薫は難解と聞きましたが
最後まで読んでも“なんだか話がよくわからない”ですが、「難解」というより「説得力がない」と思いました。場面、情景の描写が多く、平坦なのでついつい飛ばし読みしてしまいます。
主人公がゲイっぽい描写がところどころ出てきますが最後まで本当のところはわからず。“主人公のお父さんでは?”という人物が出てきますが最後まで本当のところはわからず。なんだかよくわからない登場人物がなんだかよくわからないままフェードアウトするのもよくわからず。
けっこう重要なキーワードであるはずの“人間の居ない土地”も抽象的すぎてなんだかよくわからず。
「ん、なんだろう?」と思わせる設定を振るだけ振っといてあとは何の説明もなし、という“振り逃げ”が多すぎると思いました。解らないのはぼくだけかな?
コンピューターを利用するエピソードも「そんなことでけへんやろ?」というつっこみをよそに乗り切ってしまい、水をさします。
これサスペンスなんですか?
“高村薫は柴田理恵に似ている”とまわりに言ってみましたが同意は得られず。



