重厚なファンタジー『クリスマス・カロル』
著者/訳者:ディケンズ
出版社:新潮社( 1952-11 )
定価:¥ 300
Amazon価格:¥ 300
文庫 ( 151 ページ )
ISBN-10 : 4102030085
ISBN-13 : 9784102030080
文豪ディケンズのクリスマスをテーマにしたファンタジー。1952年発刊。
第一章『マーレイの亡霊』で引き込まれた
前編に“幽霊”というか“霊”のようなものが出てくるのですが、その迫力に“おおースゲー”と思った箇所があります。
それは第一章の
幽霊が手を挙げた途端に、たちまちにして空中には大変な物音がしてきた。悲しみと後悔の入り乱れた声、言いようもなくなさけない声が聞こえて来たのである。
一瞬間、耳を澄ましていた幽霊は、その悲しみの歌に自分も声を合わせながら、寂しい闇の中へ飛び去った。
(本文ママ)
という箇所です。
「言いようもなくなさけない声」を読んで、『ドラえもんのび太の魔界大冒険』での山の鳴き声(?)、「オロローン」が思い浮かびました。
軽くない、「ガチッとした」ファンタジーでした
「ディケンズって聞いたことある」というだけで読み始めた本作。
「クリスマスをテーマにしたファンタジー」を見ただけで受け付けない感じでしたが、読んでみると意外や意外、街灯に照らされる石造りの街並みが目に浮かぶ重厚な雰囲気の作品でした。
それに先述の描写。
「やっぱゆうめいなひとはすごいな」と全部ひらがなで感心したのでした。
『オリバー・ツイスト』を読んでみたい
大好きな作品『ストリート・キッズ』の主人公ニールが本に目覚めるきっかけになった『オリバー・ツイスト』。
二作目『仏陀への道』にもチョロっと出てきました。
早く読んでみたいなぁー。
日本の作家もそうですが、教科書に載ってしまうとつい「勉強」という単語が浮かび読むのを敬遠してしまいます。
ぼくはそうでした。
そういえばディケンズも「英文学史」の授業でやったなぁ。そら聞いたことあるはずです。
もっと「文豪」の作品を読んでみよう、って頭悪そうですか。そうですか。




