『超読書法』
著者/訳者:小林 信彦
出版社:文藝春秋( 1999-05 )
定価:¥ 480
文庫 ( 301 ページ )
ISBN-10 : 4167256088
ISBN-13 : 9784167256081
レビューを中心とした「狂乱読書日記」から「面白い本の探し方」「どこで、どういう姿勢で読むか?」などの“本の読み方”、「マディソン郡の謎」まで本読みには読み応え充分な一冊。
立花隆とは対照的
「ドストエフスキーを読んでみよう」と『罪と罰』を買ったのもこの本を読んだのがきっかけです。
それというのも「やっぱ名作と言われてるものは読んどかなあかんなぁ」とこの本を読んで思ったからです。
あとブームになったとしてもすごく売れた本。
『優駿』めっちゃおもしろかったしなー。
売れるにはそれだけの理由があると言うことで。そんなわけで『東京タワー』も今さら手に入れました。
立花隆は『僕はこんな本を読んできた』の中で“小説は所詮ひとまとまりのウソ”と書き、文中で紹介されていたのも殆どドキュメントやルポタージュだったのは読書本として対照的です。
谷崎潤一郎が好きらしい
“谷崎が死んでから純文学への興味が無くなった”というほど谷崎純一郎には傾倒していたようです。本著にも「谷崎潤一郎をめぐる知的な冒険」という項目があります。
ぼくは『痴人の愛』でそのバカらしさがすごく好きになっていたので興味深く読めました。
本著で「名作」とされている『瘋癲老人日記』も読んでみたいです。
読みたい気になる
『本の雑誌』にも寄稿し椎名誠が“信頼のおける本読み人”とエッセイで書いているとおり、「これ読んでみようかな」という気にさせられます。
そして怒っている
日本の政治に怒り、マスコミに怒り、日本を“五流文化の国”と断じる。本の読み方以外のところもおもしろく読めました。

「そして怒っている」
っていうのがわらけるわ。
ん?芝居がかった書き方ですか?特に考えずに書いたんですが。