『うつくしい子供』からみる「家族の在り方」
著者/訳者:石田 衣良
出版社:文藝春秋( 2001-12 )
定価:¥ 530
Amazon価格:¥ 530
文庫 ( 285 ページ )
ISBN-10 : 4167174057
ISBN-13 : 9784167174057
「病んだ現代に独自の視点からメスを入れる若者の代弁者」とは今考えた石田衣良のキャッチコピーです。やっすー。
テレビで連日報道される少年による犯罪、この本では被害者側ではなく加害者側の視点から描いています。
家族が犯罪を起こしたら
”家族が犯罪被害者になったら”ではなく、”家族が犯罪加害者になったら”を考える人は少ないのではないでしょうか。
感情移入するのは被害者側だからです。
この小説を読んで改めて思うのは、「被害者は当然かわいそうだが、加害者の家族も同じようにかわいそう」ということです。
”加害者のこどもを持った親の生活”がリアル(と感じる)に描かれており、息苦しいです。程度の差はあるにせよ加害者の家族も被害者でしょう。
「女性の腕つかみ線路に落とす」なんて常軌を逸した事件が起こる現代、「家族が犯罪を起こす」ことも考え難いことですが有っておかしくないのかなと。
文字通り「他人事」ではなく、 「身内が犯罪を犯したら」についていろいろ考えさせられました。
それはともかく石田衣良の小説には”身体に障害を持ったこども”がよく登場しますねー。
「現代のこども」が石田衣良のテーマ
以前NHKの“心に病をもった少年少女”がテーマのドキュメント番組に石田衣良がコメンテーターで出ていました。リストカットやら不登校やらナウな問題がテーマです。他の番組でも同じ役回りで出演しているのを見たことがあります。
メディアを問わず「現代のこども」を発信し続けてますねぇ石田衣良。
クイズ番組でもよく見るけど。
