「ゲームブック」を思い出しました。『クリムゾンの迷宮』
著者/訳者:貴志 祐介
出版社:角川書店( 1999-04 )
定価:¥ 700
Amazon価格:¥ 700
文庫 ( 393 ページ )
ISBN-10 : 404197903X
ISBN-13 : 9784041979037
「ホラー」よりは「SF」に近い気がする、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く(?)傑作長編。
貴志祐介のリアリティはこんな設定でも揺るがないのか?
ぼくが貴志祐介を読んでいて楽しいのは、
“これめっちゃ取材してるやろな?”
と思わずにはいられないリアリティがあるからです。
リアリティ=説得力なので、どんな設定でも安心して、納得して読み進めていくことができました。
しかし本作は主人公が
「この世のものとは思えない異様な光景のなかで」
目覚めることから始まります。
“これどうするつもりなんやろか?”
と思った引っかかりは結局最後まで解消されませんでした。
これ「ゲームブック」じゃない?
1980年代後半?90年にかけて、ぼくが小学校高学年のころ「ゲームブック」という本が流行りました。
物語の途中で「さぁこういう場合キミならどうする?!」という質問があり、
「Aを選ぶなら116ページへ!」
「Bの場合は123ページへ!」
という具合にストーリーが分岐していき、異なったエンディングを迎える、という“小説”です。
ちなみに印象に残っているのは『ドラゴン・ラリー』というゲームブックです。
なつかしくなってAmazonで調べてみると、なんと3,800円!
プレミアついてるんですねぇ。
本書でも「ゲームブック」という単語がちょくちょく出てきますので、貴志祐介もこれをベースにしたんでしょうね。
やっぱり舞台は日本がいいなぁ
Amazonのレビューでは評価が高いですが、イマイチ入り込めませんでした。
やはり小学生のときに読んだゲームブックを連想してしまい、醒めてしまうというか。
年齢が20代以下の人たちはきっと感じ方が違うんでしょうね。
ホラーというかSF、読み進めるとSFというかファンタジーでした。
