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通勤で夢中になれる文庫本ブログ
Category: 小説 — written by tsujio 09.06.26.(金) 07:00

『森の中の海』

森のなかの海(上) (光文社文庫)

著者/訳者:宮本 輝

出版社:光文社( 2004-09-10 )

定価:¥ 680

Amazon価格:¥ 680

文庫 ( 427 ページ )

ISBN-10 : 4334737404

ISBN-13 : 9784334737405



森のなかの海(下) (光文社文庫)

著者/訳者:宮本 輝

出版社:光文社( 2004-09-10 )

定価:¥ 680

Amazon価格:¥ 680

文庫 ( 426 ページ )

ISBN-10 : 4334737412

ISBN-13 : 9784334737412



 阪神大震災で両親をなくした女の子たちと同じく被災した女主人公との物語です。

宮本輝の真骨頂

 宮本輝が神戸市在住で被災していることもあり、全編を通して、特に前半では震災に対する当時の政府(村山首相)の対応への憤りが感じられます。

 “これぞ宮本輝”というすべてがうまく転がるストーリー展開ですが、この作品では「そりゃないぜ」感がハンパではなくまさに真骨頂。
 普段はそれも含めて楽しめるのですが、この本ではちょっと入り込めませんでした。なんでかな?つまらなくは感じないしスイスイ読めるんですが。

 「ドラマティック」な感じがしないからかな。他の作品で描かれる海外や宮本輝の少年?青年時代は、知らないのですんなり入ってくるのですが、阪神大震災と阪神大震災が起きた時代は体験しているだけに現実に戻されてしまうのでしょうか。

 魅力ある登場人物が多いだけに、「あぁーおもしろかったー」という読後感がなかったのは残念でした。

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