芥川賞候補作だった『キオミ』も読んでみた
著者/訳者:内田 春菊
出版社:角川書店( 1998-04 )
定価:¥ 500
Amazon価格:¥ 500
文庫 ( 247 ページ )
ISBN-10 : 404344401X
ISBN-13 : 9784043444014
男女関係を赤裸々(古い)に描いた作品集。収録作の『キオミ』は芥川賞候補作になったそうです。
読んでみたら短編集でした
本作は短編集であり、芥川賞候補になった『キオミ』を含む7作が収められています。
「性愛の底に流れる心のせつなさと揺れる男女の愛を描いた作品(裏表紙)」6作とまったくジャンルの違う短編がひとつ。
収録作
- あたしの欲しいもの
- 勃たなかった男
- シタダシレッテル
- バージン
- スローロリス螺旋
- 夜の足音
- キオミ
読む人によってぜんぜん違うやろなー
「男の人と女の人」、「今までどういう経験をしてきたか(恋愛の)」によってずいぶん受け取り方が違うと思います。
読む人の共感の度合いで大きく左右されるような。
ん?それはどの本でも同じかな?
ぼくは女性の心理に詳しくないので共感も否定も出来ず、ただただ「ああ、そ、そうなんですね」とオロオロするばかりでした。
完全に受け身。
この本は恋愛に使えるか
あるんかそんなこと其の一
「恋愛経験豊富な大人の女性に苦しい片想いの恋をしている」方は、完全に「これは自分の体験だ」と信じられるまで繰り返し繰り返し本作を読み込み自己催眠をかけることで女性に対する「ゆとり」が生まれる気がしないでもないです。
あるんかそんなこと其の二
また、 内田春菊の読者は女性が多い気がするので、「内田春菊読んでるんですよ」とさりげなく言うことで意中の女性(言い方が古い)と会話をするきっかけが出来るかも知れません。
読んでる女性はちょっと年齢層が高いような気がしますが。
『スローロリス螺旋』みたいな作品をもっと読みたい
この短編は他とまったく違い、女も男も嫉妬も駆け引きもセックスも出てきません。
ただ、ぼくはこれすごく好きです。
「しょーもなー」となる、何がどうなるわけでも無い作品なのですが、すごく楽しい。
ホントにこういう人居そう。
こういうのもっと読みたいです。
