おもしろ哀しい『青の炎』
著者/訳者:貴志 祐介
出版社:角川書店( 2002-10 )
定価:¥ 700
Amazon価格:¥ 700
文庫 ( 495 ページ )
ISBN-10 : 4041979064
ISBN-13 : 9784041979068
『嵐』の二宮和也主演で映画化もされている「完全犯罪を計画する高校生」が主人公の小説です。
貴志祐介は取材をきちんとしている
最初の数ページの会話シーンを読んで”このノリはしんどいかも・・・”と思いましたが読み進めるうちに気にならなくなりました。『蹴りたい背中』を読んだときと同じ感じ。
そんなことより”めっちゃ調べてるなぁ”という印象が強かったです。
? 本文最後の「解説」にもあるとおり、貴志祐介は“取材魔”らしいです。
たしかに移動する自転車での所要時間だとか藤沢市の雰囲気だとか。
“実際に行かなければわからないんだろうな”という描写がたくさんです。
そう感じるに従って物語が真実みを帯びてきて引き込まれていきました。本当の話のような。
読み終わったあと、“他にやり方なかったんやろか・・・”とどっぷり感情移入してしまう始末。
おもしろさとやるせなさが半々です。
おもしろ哀しい・・・。
映画はどうなんだろう
映画の主人公は嵐の二宮君ですが、原作を読んだ限りではハマっている感じです。優等生な雰囲気が。
『黒い家』はゾッとする怖さ
著者/訳者:貴志 祐介
出版社:角川書店( 1998-12 )
定価:¥ 700
Amazon価格:¥ 700
文庫 ( 392 ページ )
ISBN-10 : 4041979021
ISBN-13 : 9784041979020
貴志祐介を意識したのは、「和歌山毒物カレー事件」の直後でした。
当時毎週聴いていた『サイキック青年団』で、創価学会で謹慎中の北野誠が“カレー事件とすごく似た小説が事件以前に出版されている”と言っていたのがきっかけでした。
通っていた高校の近くの事件だったので興味をもちすぐ購入して読みました。
第4回日本ホラー小説大賞受賞のこの作品はものごっつぅ怖かった。
“テレビ画面から女が這い出してくる”のとは違う、“生身の人間の怖さ”で嫌な気分になったのを覚えています。
貴志祐介、おもしろいです。






